さざなみ苑の苑内研修

こんにちわ。さざなみ苑居宅介護支援センター ケアマネージャーの上嶌 隆嗣です。
さざなみ苑では、毎月いろいろなテーマで研修を開催しています。今回はその一つを紹介します。

今月は管理栄養士(松崎さん、木村さん)に講師を担当してもらい「食べる楽しみと栄養について」というテーマで研修を行ないました。
前半は講義です。内容は 

(1) ①食欲不振の要因 ②高齢者のための食生活指針 ③スクリーニング(身長、体重、BMI、体重減少率、血清アルブミン値、食事摂取量など、個々のご利用者のデータから、栄養状態のリスクを識別します) ④アセスメント(何が原因で栄養状態が悪くなっているのか分析します) ⑤栄養ケア計画の作成 ⑥ご利用者個々の必要エネルギー量の計算方法 など

(2) ①摂食・嚥下の流れ ②段階ごとの問題点 ③段階ごとの、障害があるかないかの観察ポイントなど

栄養士さんの専門領域の話しで、難しい内容なので、頭が痛くなりそうですが、みんな熱心に話しを聞いています。
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そして後半は試食タイムです。
栄養士さんがサンプルを作ってくれたので、それを皆で試食します。
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噛む力や飲み込む力が弱っている方には、食事を刻んだりミキサーにかけたりしますが、どうしても見た目が悪くなったり、素材が分からなくなったりするので、一つは見た目や味を落とさずに食事を提供できないかという試みです。

もう一つは、最近は障害の状態に応じて、トロミ剤もいろいろな種類がありますので、リンゴジュースにトロミをつけて試飲しました。

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そして最後に試食の感想をまとめ、この内容を「楽しい食事の提供」につなげていけるようにします。

さざなみ苑では、このような苑内研修の他、外部の研修にも積極的に参加しています。
(昨年度の外部研修受講者数:70件 延べ123名)

                                           2009/6/24更新