彦愛犬施設部会研修会 排せつケア研修

こんにちは、ユニットの上嶌です。

先日、さざなみ苑を会場にして、彦愛犬施設部会の研修会が開催されました。
講師は、㈱ノーブレイク 介護健康用品のクローバー 中村真理先生です。
いろいろな研修で講師をされていますので、ご存知の方も多いと思います。
先生はオムツフィッターとして多方面でご活躍されていますので、
今回は「排せつの自立」をメインに講義していただきました。

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研修風景です。実際にリハビリパンツやボクサーパンツを履いてみます。
他施設からも多数の職員さんが参加され、にぎやかな研修会になりました。

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まずは立ち上がり動作のポイント。
膝に支えを作って・・・
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前屈みになる。
脇を持ち上げるのではなく、肩甲骨から全体を支えて前屈みに・・・
そして立ち上がる。
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次は椅子を使っての移乗方法です。
しっかり立てないが、足が踏ん張れる人はこういう方法もあります。
この方法だと介護者も楽に移乗ができます。
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次に起き上がりのポイント。
自然な動作の方向を確認します。
やはり自然な動きだとお互いに楽ですし、自立支援にもつながります。
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次はポータブルトイレへの移乗です。
この方法もずいぶん浸透してきたかな、と思います。
この方法だと、立ち上がりにくい人でも楽にトイレに座ることができます。
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次は尿とりパッドの取り扱い方法・・・
パッドの性能を十分に発揮するためには、正しい取り扱いを知らないといけませんね。
とても勉強になりました。
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パッドの当て方も、すごくシンプルで楽な方法を教えていただきました。
先生の介助時の立ち位置なんですが、これがとても大事です。
お尻を見られるということは、とても恥ずかしいことなので、
利用者様のプライバシーやプライドを守るということは、
こういう配慮をすることだと、あらためて実感しました。
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最後に紙おむつのあて方。
モデルは上嶌です。

「尿もれしないように」とけっこうキッチリとあてがちですが・・・
お腹まわりとソケイ部を見てください。
起きて座った時にお腹が苦しくないようになっています。
また太ももの付け根部分を避けているので、
座ったり、歩いたりする時の締め付けが少なくて楽です。
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排せつ支援で大切なことをたくさん教えていただきました。
また現場での実践で活かしていきたいと思います。

(2013/11/30 更新)